mameブログ

mameという男がやりたい事をやっている記録

自粛に思う事

■自宅待機中

私、週5働いておりました。
しかしコロナが流行して緊急事態宣言が出る頃に、会社から自宅待機するよう言われました。
テレワークもせず自宅待機中です。
自分でやる事を見出さないとすぐ
「あれ、いま何をしたらいいんだろう」
状態になります。
ブログもその頃に始めて、何とか続けています。
普段仕事で忙殺されている時は「時間があれば色々やりたい事が出来るのに…」とか思っていた癖に、現在あまり思ったような成果が上がっていません。
不要不急の用事で外に出れない事も、やりたい事を阻害しているのかもしれません。

■待機中に思う事

妻とニュースを見る機会が増えました。
日本のコロナ対策の対応について妻は毎日怒っています。
例えば緊急事態宣言が出るタイミングが後手であったこと、宣言が出てからも指示が曖昧であるため各自治体の足並みが合わないこと、何かにつけて対策が遅いこと…。
安倍総理を批判して、辞めた方が良い、スピード感も必死感も無い、と。


ただ、私はこの話を複雑な気持ちで聞いていました。
というのもこれらの不満って、自分が会社に対して思っていた不満と同じだったからです。


私の勤務する会社はある程度規模が大きいです。
何をするにも決断が遅く、トップダウン体制の割には何も決めてくれない。
下から意見を上げようとしても、色んな方面への相談を通さなければならず、少しずつ少しずつでしか具体化されない。
トップダウンの嫌な部分だけ強く、下から丁寧に上げてきたアイデアがトップの人の鶴の一声でポシャる事も多いです。
事業は大外れはしないものの、新しい事にチャレンジできない。
できたとして非常に世間体を気にした大人しくこじんまりしてしまいます。
その上、競合他社に先を譲り、商機を逃してしまう姿をよく見ました。


どうですか?


私のお勤めしている会社…いまの日本にそっくりではないですか。
で、その上で思う事は、この問題はトップの人が変わるだけでは容易には変わらないぞ、という事です。
これは会社=日本の仕組みの問題です。
そして仕組みは長年の積み重ねで形成されてきた最適な形でもあるのです。


私の会社の場合、30年以上前に新しい製品を世に出しました。
製品は時代ともマッチして成功を収め、その製品で事業が作られました。
事業に関わる人を増やし、製品の更なる高品質・高付加価値を追求しました。
初めの頃は製品の進化が世の中に影響を与えていました。
しかしいつの日か、顧客は製品の進化に気を留めなくなりました。
それでも事業は「この製品を存続させるため」に在ります。
顧客のハートを掴むために、社員は実態の薄い仕事をするようになります。
ユーザベネフィットと直結しない仕事が多くなってくる訳です。
収益が思うように出なくなるとトップも財布の紐をきつく締めるようになります。
多くの雇用を守らなければならないから失敗は出来ないのです。
かつて成功した貯蓄はあります。
貯蓄を少しずつ使いながら、挑戦ではなく確実な道を探しつつ、その中で大当たりを狙いに行く、という少し矛盾した形を取る事になります。


日本も同じです。
日本は失われた○○年の中にいます。
人口は少なくなっていますが、しかし総人口を支えなくてはなりません。
日本もうちの会社と同じく、財布の紐をきつく締めているのです。
そしてチェック体制を厳しくおき、挑戦できない代わりに、トップが誰に変わっても大きな失敗がないようにする。
それが最も上手くいく体制だったから、そのように形成されたのです。


しかし、今回のような有事の事態では、この仕組みは活きていません。
同じ仕組みでやろうとするのが土台、ダメなんでしょうね。
どうすれば仕組みを変えられるんでしょう?
私は総理大臣、政党を変えた所でダメなのではないか、というネガティブな気持ちです。
このように地方自治体が各自で進めていく形も、もしかしたら仕組みを転換するために必要なプロセスなのかもしれません。
そんなモヤモヤ~っとした気持ちで、妻の怒りを聞いておりました。


世を儚むだけでなく意見を持たないと、と思いました。
私のこうすれば良いのでは、という意見は
「病院など必須業務者除く全国民のすべての収入をストップする事」
です。
・病院関係者除き外出は絶対NGとする
・経済活動も完全ストップ=収入がストップされる
・その代わり家賃/銀行収入も徴収できないようにする=ストップ
・光熱費用もストップ
・国からは国民に生活維持するために、物資支給を行う。外出できないようにする代わりに食料などを供給する
・また電力、水道、ガス、銀行資金などストップされて不都合のおきた事業者へは補償を行う
・とにかく拡散防止を最重視して、更なるコロナ発症流行を防ぐ


多分、私の予想もできない問題や、こんなんじゃ上手くいかないという事も多々あるんでしょうね。
また、やっぱりこれも日本が即応性を持っていないと出来ない事です。


どうしたものか、これからも、考えていきます。。