mameブログ

mameという男がやりたい事をやっている記録

転職についての戯言

■Zoomやってみました。

近頃話題のZoom、友達とやってみました。
ZoomってSkypeと同じようなものだと思っていました。
色々調べてみました。


実際、私がやった4人通話だとSkypeと殆ど変わりありません。
Zoomはもともと多人数を想定した「会議」をメインユースケースとしています。
そのため同時接続数が50人と多く(Skypeは25人)、通信品質の割りに通信量が特化して少ないです(Zoomが36MByte/minに対して、Skypeは3.3~5MByte/min)。
会社で一度、Skypeを使って25人を超える会議をした事があります。
その際はやはり接続が不安定になり、途中で映像・音声が転送されなくなる/接続が切れるといった問題が起こりました。
Skypeは個人対個人の「テレビ電話」をメインユースケースとしているからでしょう。
余談ですが、Zoomはホワイトボードを使えるなど、会議を想定したアプリケーションも備えています。


Zoomのイノベーション過程って素晴らしいな、と思います。
Zoomみたいな事ってアイデアを思いついても
「でもSkypeが市場を覇権してるもんなぁ…」
と思うのが普通です。
そして、Skypeの弱点とはどこだ、という分析を実施します。
弱点が明らかになった(同時接続数、通信料)としても
「でもその課題ってどうすれば解決できるんだろう…」
となってしまいますよね。
Zoomは技術課題をクリアしたのだと思います。
こうした色々な壁を乗り越えてようやくサービスは出来上がるんですね。
後はやはり導入において、Skypeとは違うと思ってもらう事。
それだけでなく操作性・使い勝手が抜群に簡単でやってみたいと思わせる事。
その全てが上手く回ったのでしょう。
今のところは、ですが。

※参考
zoom-japan.net



■転職スキルについて

4人で会議したのですが、30代に入った事もあり、これからの社会環境がどうなるかわからない事もあり、転職について話が盛り上がりました。


本記事では、転職について迷っている方、決断できない方に対して、(私もそうなので)今回Zoomで話して自分の中でまとまってきた考えを共有します。
私の思考整理に過ぎない部分もありますが、少しでもお役に立てれば幸いです。


私は
「転職はしてみたいけど、自分にスキルが無く行動する自信がない」
「仕事をやめる際に周りに少なからず迷惑をかけてしまうかもしれない、もう会わない人に対しても嫌われたくない」
「続ける事の美徳観を持っていて、転職をステップアップと捉えず辞める事のネガティブさだけに目がいってしまう」
タイプの人間です。
とりわけ一番上のスキルの無さ、自信の無さが強いです。


ただ周りの同年代と会話してみて、もっと楽に考えてもいいのかもな、と思いました。
転職って新卒の就職と違って即戦力を求めてるんだ!って強く思っていました。
確かにその側面もあるのですが、企業の中途採用ページを見ていると、必ずしも高いハードルを求めていないです。
即戦力を求めすぎると、あまりにも専門性特化しすぎるし、そうするとおのずと同業種からしか転職できなくなります。
でも、それって企業にとって新しい刺激になりにくいですよね。
このロジックからいくと
「専門性を多少汎化してもいいので、色んな人に来てほしい」
という企業があって然るべきな訳です。
そこで巷で言われる「問題解決力」「判断力」「改善力」といった、仕事に対する俯瞰した物の捉え方について重要性が出てくるのかな、と思いました。
私はこうした力を軽視していた、というより転職時の必要要件としてはありきたり過ぎて重要視されないと思っていました。
が、上のロジックから考えると、これってやっぱり重要なのかも、と思い直しました。


とはいえ、「自分にはその力があるんだぞ!」と、どうやって企業に言います?
私はその点で色々な工夫はすべきだと思います。


会社での実績は勿論、参考になります。
しかし、新卒時の面接で自分の研究内容やアプローチをアピールする機会はあったと思いますが、それだけでも無かったはずです。
研究という学生の一番の本分でない所でも、同じような力が発揮できるかを問われていましたよね。
部活や、アルバイト、ボランティア、その他の課外活動。
これって仕事をしている今の状況だとどうなんでしょう?
自分の生活の身の回りで、仕事を進捗させるように物事をやっている事って無いでしょうか?


小さな事でも良いと思ったんです。
例えば昨今では「アナログ(人や物と対面する)業態」と、「テクノロジー」とを掛け合わせたビジネスがわんさか出てきています。
アナログ業態とは例えば農業なり、飲食なり、流通なりです。
しかしアナログとテクノロジーの両面で実務経験や実績を上げた人は少ないのではないでしょうか。
テクノロジーの企業で働いていた人は、そうでないアナログの部分について仕事外で、自分の出来る範囲で良いので、始めてみる・工夫してみるのが良いのかもしれません。
仕事で少しだけでも培ったスキルを仕事の外で工夫できれば、自分の自信になります。
それを考えたプロセスや実行したプロセスは間違いなく評価されるべきです。

そう思うとこうした自粛期間でも出来る事って沢山あるんだなぁって気持ちが楽になりました。



■おわりに

自分に自信がない、自分を過小評価して周りを過大評価する人は多いです。
私もそうであると指摘を受けます。
転職においてその気持ちはマイナスに働く事もあります。
自分なにやってんだろう、と思わず、どんな生活でも転職に繋がるスキルになり得ると思えれば少し心が軽くなるのではないでしょうか。
私はそう思う事にして、生活の中で創意工夫を入れていこうかな、と思います。