mameブログ

mameという男がやりたい事をやっている記録

不安を味方とするか敵とするか

■緊急事態宣言・休業に伴う危惧


【ノーカット】緊急事態宣言を5月末まで延長 安倍総理が記者会見で説明 (2020/05/04)


この度、世界中の方々と同様に、コロナ禍に巻き込まれています。
いまだGWを過ぎた後、
また5月末が過ぎた後、
また上半期が過ぎた後、
また今年が過ぎた後、
その後がどうなっていくか予測も尽きません。
その中で個人的に危惧している自分の感情があります。
う~ん。

危機感でなく不安感に

私は事業者でなく、会社に従事する勤め人です。
会社では当事者意識や危機感を持って働く事が求められてきました。
当事者意識や危機感とは、会社の将来性をより良くするためにはどうしたら良いかを真剣に悩み考える事です。
そうした考えが、会社を意識的に変えていく行動に繋がります。


私はこの事態において、
事業者はより危機感は強まっているのではないかと思います。
しかし、勤め人は危機感より不安感が高まっていく、当事者意識が薄れていくのではないかと感じました。
「会社に行く」
「会社の人と顔を合わせて仕事をする」
「平常時に“誰かに必要とされるかもしれないもの“を作る」
といった行為が会社に対して当事者意識を育んでいたように思えてきたし、それが無い状態において会社と自分との関係がどんどんと希薄になってきました。


不安感は非常にぼんやりとしています。
「もしかしたら~~になっちゃうんじゃなかろうか」
みたいな、心配事の延長上みたいな気持ちです。
会社への意識が薄れると、会社に対して持っていた明確な危機意識が、この会社もしかしたらマズイんじゃないかなぁというぼんやりした気持ちになる訳です。


反対に、自身が今後どう世の中を生きていくか、という点に危機感や当事者意識が働き始めます。
会社に帰属してはいけない。
ぼんやりと会社がリストラなどを実施するかもしれない、と考え始める。
自分が自分の力で世の中を渡ろうとした時、何が足りないのか。

■おわりに

自分が勤め人を今後も続ける場合に、危機感が不安感へと薄まってしまう事は良くないです。
会社内での生き方を成り行きに任せていて、会社の損失=自分の損失だと考えられないようでは出世の道も開けません。
気を引き締めなおす必要があるでしょう。
一方で自分が会社の外に出たいのであれば、この気持ちをむしろ糧とできるはずです。
どちらにしても厳しい世の中になってきましたね…。