バイポーラ型トランジスタ
■2日目から書くことが無い
書きたい気持ちとは裏腹に。
難しいですね、何かを言おうとすることは。
関係の無い話をします。
■トランジスタの話
この記事が分かりやすかったです。
Gigazine コンピューターに入っている「トランジスタ」は何をしているのか?
https://gigazine.net/news/20160607-how-transistor-work/
あとこれも。
この世でいちばんわかりやすいトランジスタの話
https://remedics.air-nifty.com/main/2016/04/post-bf6a.html
「分かりやすい」という枕詞で紹介される物ほど、
誤解が多かったり分かりにくいものなのでしょうね。
トランジスタって何か?
電流を制御するものです。
電流の流れを止める、或いは指定比率で流す事。
上の紹介リンクにあるように、
「増幅する」というニュアンスは、
微弱な電流・電圧を指定比率に変化させる事で
所望な電流・電圧を指定比率に変化させる事を指しています。
バイポーラ型トランジスタは、
電流の変化を使って電圧の変化を取り出します。
ユニポーラ型トランジスタは、
電圧の変化を使って電流の変化を取り出します。
この記事では、バイポーラ型トランジスタについて紹介します。
あ、その前に。
電流の流れと電子の流れは反対です。
◆バイポーラ型トランジスタ
バイポーラ型は、「ベース」「エミッタ」「コレクタ」からなります。
エミッタとコレクタはN型半導体であるため電子が過剰にある(-)状態。
ベースはP型半導体であるため電子が不足している(+:正孔)状態。
Vcはエミッターコレクタ間を、エミッタ側をマイナス方向に電圧を与えます。
エミッタの電子が、正孔に引き寄せられてベースに流れ込み、正孔と結合します。
正孔の数は有限です。
電子がすべての正孔と結合すると、ベース内は電子移動が停止した状態となります。
この状態を「空乏層」と言います。
電圧をかけるものの、電子は空乏に阻まれる事から電流は流れません。
電子移動が停止しているからです。
Veはエミッターベース間に、エミッタ側をマイナス方向に電圧を与えます。
ベースには新たに正孔が流れ込む事になります。
正孔があるという事は?
エミッタの電子がベースに流れ込みます。
先ほどと同様に電子の一部は正孔と結合します。
おさらい。
Vcで電圧を流すと、
エミッタの電子はベース側へ引き寄せられ、
ベース内の正孔と、エミッターベース境界で結合。
するとベース内のコレクタ側は空乏が出来て、電流は流れない。
Veで電圧を流すと、
ベースに正孔が流れ込まれる。
エミッタ側の電子とベースの正孔は結合する。
VcとVeが両方流れているとどうなるか、
正孔と結合しない電子が空乏層なきベース層を通過するんですね。
電子はベースを通過して、コレクタ側に流れます。
つまりVcの電流は、Veの電流に従って変化することになります。
この動画が分かり良かったです。
https://www.youtube.com/watch?time_continue=109&v=IiZYTWyztno&feature=emb_title
■まとめ
トランジスタは、スマートフォンや様々な機器に組み込まれている基本部品です。
次回はユニポーラ型トランジスタについて述べます。