mameブログ

mameという男がやりたい事をやっている記録

「エミリー、パリへ行く」を見ました。

■「エミリー、パリへ行く」が面白い

Netflixをよく利用しています。

見るコンテンツは洋画が多いです、バラエティ動画はAmazonPrimeやTVerとかYoutubeにお任せするとしてます。
最近はコロナ禍であまり外に出れない事もあり、映画だけでなくもう少し長尺なドラマも見るようになりました。

今回は
「エミリー、パリへ行く」(原題:Emily in Paris)
を鑑賞しました。

とても面白かったです。
各30分弱、10話しか無いため、すぐに見終わってしまい、シーズン2が楽しみ。
エミリーというアメリカ生まれの女性が、シカゴからフランス・パリに移住し、仕事をします。
仕事やプライベートでフランス文化との違いに触れて、エミリーとのギャップが可笑しかった。

ただ一緒に見ていた妻はそんなに好きではなかったらしい…。
その意見も分かるので、ここに載せておきます。

■「エミリー、パリへ行く」に対する不満点

不満点は、エミリーに対して好感を持てない事に尽きます。

結局このドラマ、エミリーがアメリカ人としてフランスの文化に触れる訳ですが、フランスの文化になじむ訳では無いんですよね…。
仕事場の上司にフランス流を指摘されても「私は私でしょ」という姿勢を最終話まで崩しませんでした。
例えば、このドラマで描かれるフランス人は仕事を人生の第一義とは思っていません。
人生を楽しむ上で無理せず付き合っていくものの1つとして仕事があります。
一方でエミリーは仕事第一主義で、フランス人の主催するパーティで仕事の交渉をどんどん進めていきます。
フランス人としては、パーティでは仕事の話はしたくない、パーティを楽しむものだと考えています。
時には忙しく働きたくない人もエミリーの煽りを受けて仕事が忙しくなってしまいます。

主人公がエミリーな訳ですから、エミリーの仕事の仕方は結局は良い方向に転がります。
なんだか気づいたらクライアントはエミリーを好いていて、職場の人たちもエミリーをなんだかんだ許してしまう、という構図です。
でも、第三者視点から見ていて、
うーん出来レース感があるなぁと、
フィクションである事は重々承知しつつ思ってしまう訳です。

エミリーの仕事が上手くいくのは、
エミリーが業務能力が高いとか、エミリーがエネルギッシュだからだとか、そういうものが主要因には見えず。
どちらかというと「これ、エミリーが若くてキレイな女性だからうまくいったよね」って事が多すぎる。笑
クライアントはエミリーの美貌に惚れて、時にはワンナイトを伴う接待を通して仕事を獲得します。
必ずしもそれだけでは無いですが、全てのクライアント男性がエミリーを交際相手として狙っているため、なんだか枕営業感が否めなくなってしまいます。
なんか行きずりの男性と関係を持ったり、友達の彼氏にも…何か恋愛観も共感できるものではなかったし。。。

あとは、先に述べた内容と似ているのですが、
文化のステレオ感の違和感と、文化の違いに対してこのドラマが伝えたいメッセージが見えない事
も不満点です。
アメリカ人はオラオラ系で、フランス人は排他的、本当にそうなの?って感じます。
またエミリーはフランス文化と自分との相性の悪さを確かに感じましたが、それをアメリカ流で乗り切りました。
となるとこのドラマは、アメリマンセー?がドラマの伝えたいメッセージ?
恐らくはもっとフランクに状況を楽しむドラマなのだと思いますが、国際文化について述べるなら、そこに対してもう少し配慮が欲しいかなぁと思います。

■シーズン2情報

「エミリー、パリへ行く」はシーズン2が予定されています。

エミリーのパリ滞在を延長することで、彼女がこれまで築いた関係をさらに進め、
私たちのカルチャーをより深く掘り下げ、できればフランス語の一つや二つは話せるようになってくれることを願います

という新作メッセージが出ています。
ちょっと気になるのは、このコロナ禍で撮影が進んでいるのかなぁという事。
また、ドラマはこのコロナ禍という状況をシチュエーションに持ち込むのかも気になります。
パリのパーティを華やかに描く事が、このドラマの魅力となっていますが、コロナ禍の状況とはギャップがあります。
一方でエミリーのSNSを使った宣伝手段は、強みが増すとも言えますが。
「これまで築いた関係をさらに進める」という事は、エミリーは友人、友人の彼氏とどう付き合うのかその変化にも気になります。
不満点はいくつもあれど、それを覆すような楽しさがあるため、シーズン2も楽しみです。

ちなみに、、、シーズン2が始まるまでの間は
同じくNetFlixのドラマ「クイーンズ・ギャンビット」を楽しもうと思ってます。笑