mameブログ

mameという男がやりたい事をやっている記録

ダブルクロス3rdエディション(TRPG)やってみました

ご存じでしょうか?TRPG

私は知りませんでした。
TRPGとは「テーブルトークRPGです。
とはいえ、ウェブで色々調べても実態が分からず…。
私がRPGに対して慣れていないからかもしれません、あまりTVゲームもしませんし。
そんな訳で、ゲームに慣れない自分によるTRPG体験結果をまとめます。

TRPGについて

※あくまで私が把握した内容に限ります。
通常のTVゲームのRPGはプログラムされたスタートとゴールがあります。
その中で複数のシナリオを表示したりユーザに選択させたりします。
RPGのストーリーのキモはゲーム開発者が握っていると言えますね。


一方で、TRPGは?
TRPGにはゴールに至るまでのシナリオが殆どありません。
ゲームマスター(以下GM)と呼ばれるプレイヤーがRPGの世界観を大まかに決めてスタートし、そのほかのゲームプレイヤー(以下P)が実際のRPGのキャラクターになりきっていく事で、時にはGMの意図した流れに、時にはGMが意図しなかった方向にゲームが進みます。
RPGはTVの画面上で展開される訳ではなく、プレイヤー同士の合議や頭の中で展開されていきます。
そうした合議はプレイヤー同士がテーブルに着席して話し合って決める事になります。
だからテーブルトーク、なのです。

実際のプレイ

当然、それだけだと初めての人が戸惑ってしまいます。
GMってどこからどこまで筋書きを決めれば良いの?
Pはどんなキャラクターになりきれば良いの?
完全な自由って…不自由ですよね(笑)


なので、枠組みだけを提供するルールブックというものがあります。
私が使用したのはダブルクロス3rdエディションというものです。


こちらにダブルクロスの世界観が紹介されています。
seesaawiki.jp


ざっくり言うと、
あるウイルスに感染して人間を超えた力を持つ化け物が生まれる世界です。
超えた力とは、人により様々で腕力が飛躍的にアップしたり洞察力がアップしたりします。
でも世界に生きる殆どの人はウイルスの存在を知りません。
ウイルスの力を使いすぎると人間の心をなくしたバーサーカーになります。
プレイヤーはウイルスの力を程々に使ってバーサーカーとなった人達の暴走を食い止めるのです。


ダブルクロスが提供するのはこうした世界観と、あとRPGするために侵してはならない最小限のルール、そしてテンプレートシナリオテンプレートキャラクターです。
ダブルクロスを使う以上は世界観とルールは踏襲する必要があります。
しかしシナリオとキャラクターは必ずしも従う必要はありません。
オリジナルのシナリオを展開してもキャラクターを作り出しても良い事にします。
あまりにも行き過ぎたシナリオやパワーバランスを失ったキャラクターを生み出したりすると自分たちの首を絞めることになります。
この辺りの微調整はGMに掛かっていると言えるでしょう。
かといってGMがプレッシャーを負いすぎる必要もありません。
道を外してしまってもシナリオの途中から軌道修正が可能なのです。


あと、これはTRPGの特徴かなぁと思いますが、
キャラクター同士の会話はPのアドリブによって展開されます。
このアドリブが面白くて止められない、癖になる人が多いのかもしれません。
こんな動画もあります。

笑い過ぎて一生忘れられないTRPG

この動画からも分かる通り、行き当たりばったり感がありますね(笑)
少し演劇的であり、でシナリオがあるなかで各自のキャラクターを演じ続けるというのはRPG的です。

やってみた感想

最初はやはり勝手がわからず、キャラクター設定や世界観の把握だけで数時間を使ってしまいました…。
しかしテンプレートシナリオを使いながら展開すると、面白く感じてくるしパッパと進みます。
またRPGには必須のバトルシナリオもあります。


今回特にすごいなぁと思ったのはダブルクロスが提供する緻密な世界観設定。
キャラクターには何等かの人情というのか過去こんな事があったよ~、その時にこんな気持ちがしたよ~というのをきちんと設定する事になります。
キャラクターの深堀りをさせて演じるためのヒントを色々与えてくれるんですね。
面白かったです。


演技も最初は恥ずかしさやら飲み込みの悪さがありました。
しかしだんだんと自然にプレイヤー同士と会話が出来るようになりました。
みんなでゲームを作っているという感じが強く、ゲームスタート前の設定づくりから楽しかったです。
今回はWeb会議形態を使ってプレイしたのですが、次回はやっぱり顔を合わせてやりたいですね。