グミを作りましたシリーズ①
■グミ・グミ・グミ
最近、グミを作っています。
私はグミが大好物です。
ハリボーやタフグミなどハード目なグミを職場でもぐもぐ食べています。
好きが高じて何等かの自作が出来れば良いなと思って作り始めました。
自作したものを売ったり商品として出していく方法があったら良いな。
これまで3、4度の試行を繰り返してきました。
本稿では私のグミ製法を紹介します。
~但し書き~
結論から言うと、理想のグミ制作は完成はしておりません。
それっぽい物は出来てきていますが、
満足のいくものを作るには精度向上が必要です。
違う言い方をするなら「あとは精度向上を残すのみ」なのではないかと。
■グミ制作に必要なもの
●オレンジジュース…50cc
今回はオレンジ味のグミを作ろうと思います。
オレンジ味のベースとなるジュースです。
どのメーカーの物でも良いのではないでしょうか。
・ゼラチン…10g
写真にあるゼライスはスーパーでよく見ます。
5gごと個包装になっており使いやすいです。
ゼラチンはジュースを固形化するために使います。
・ペクチン…5g
パイオニア企画という会社の物を選びました。
Amazonで選定して購入しました。
こちらも5gごと個包装になっており使いやすいです。
ペクチンを扱うブランドは色々あります。
が、本品はその中でもカスタマー評価が良くコスパも優れていました。
ペクチンはグミにグニグニ感を与えるために使います。
(現状、パイオニア企画のペクチンが売り切れとなっていたため、別商品を載せておきます)
・ハチミツ…20g
アカシアハチミツです、サイトによっては砂糖を使う人もいます。
私は家に砂糖が無かったのでこれにしました。
海外旅行した時のお土産品です。
後々量産しようとしたら困るかも。
国産のも探しておきましょう。
・水あめ…15g
スーパーに売ってました。
ハチミツと水あめは、グミの甘さを得るために使います。
実際にお菓子を自作していると
「甘さを出すためにはこんなに入れなきゃならないのか…」
と痛感します。
ちなみに、今回の配合率である程度の甘さは得られます。
しかし市販のグミはもっと人工甘味料的な甘さを強く感じます。
配合量は目指す甘さによって調整が必要です。
・オレンジ…1個分(※果汁を絞ったら60gでした)
スーパーに売っていたオレンジを使ってみました。
カリフォルニア産サンキスト ミネオラタンジェロ。
過去にグミを作った時の反省に、果汁感の薄さがありました。
今回は改善手段として初めてオレンジそのものを使ってみる事にしました。
あとはグミ原料を流し込む型を用意しました。
■作成手順
至ってシンプルです。
・ジュースにゼラチンを加えて5~10分寝かせる。すると何か凝固します。
・その後に、電子レンジに入れて、60度まで熱します。
・はちみつ、水あめ、ペクチンを入れてかき混ぜます。
・オレンジを切ったものを手で絞り、オレンジ果汁を抽出します。
・この後、かき混ぜます。
・おそらくダマが残ってしまいます、私はもう一度電子レンジで温めます。
・その後、何等かの型に入れて冷蔵庫で冷やします。シリコンの方が固形化しグミになった後に型から取り出しやすいです。
(少しこぼれました…)
・あとは、冷やして1時間~2時間で、完成です。
■実食
美味しいです♬
果汁感は得られています。
甘さに関しては上述した通り、市販のグミの甘さでは無いです。
しかし仄かな甘さが得られています。
(市販のグミはどれだけ甘味料を入れてるのでしょう…少し恐ろしい)
食感については固さはあります、グニグニ感もあります。
しかし少しだけゼリーぽさもあります。
反省点として、オレンジ果汁量が思ったより多かった事があります。
ジュースに対して1割強のペクチン、2割強のゼラチンを念頭に配合していましたが、オレンジ果汁分の液量が未考慮でした。
次に実践する時はジュース量を減らして、バランスをとる必要があります。
(これが冒頭に述べた精度向上です)
最近ではクックパッドで様々なレシピを無料で見る事が出来ます。
グミも豊富なレシピが手に入ります。
しかしその殆どは簡素な材料と製法であり、結果としてグミからは遠いものしか得られませんでした。
特にグミがグミであるためにはグニグニ感(弾力)が必須だと私は考えます。
この点を妥協しているレシピは数多いです。
次の試行でよりグニグニとしたグミ食感が得られたら、完成度はだいぶ高くなるのではないかと思います。
■今後について
美味しさの観点ではまだまだ改良の余地アリです。
そして将来的に人に提供する物とするには、原価を抑えるための手段を別途考えなければならないでしょう。
またパッケージングや量産方法、提供手段を思案しなければなりません。
食べ物である以上、提供には資格を必要とするものもあります。
今はオンラインの販売プラットフォームが数多くサービスインされており、ハンドメイドの間口はどんどん広がっています。
誰もが少しした努力でメイカーになれるやも、しれません。。。